フランスでは、年一度のジャンヌダルク祭がオルレアンで行われます。Tさんはなぜかジャンヌダルクに興味があったようで、わたしの知人のマダムKを頼って、オルレアンを訪ねていた。
滞在中、彼と2人でジャンヌダルク祭を見に行った。毎年その年のジャンヌが公募で選ばれるのだが、選ばれた16歳の少女が、14世紀の正装姿で、馬上に股がりオルレアンの町を歩く記念行事になっている。Tさんと2人でカメラをかかえてその少女の追っかけをしたことがある。
ジャンヌダルクの生家はフランスの田舎町ドンレミにある。ここで生まれ、神のお告げを受けたと信じて、イギリスとの戦いに、救国少女として戦いに向かうのですね。
Tさんはいつしかジャンヌダルクの研究者となっていた。いくつかの論文を小冊子で発表するまでになっていた。ドンレミの小さなレストランに入った時、彼はジャンヌダルクの研究者だと紹介すると、みんなに大歓迎されたことがある。
いま、ジャンヌはフランスの聖女となって、ノートルダムにその雄壮が置かれている。Tさんの部屋には、ジャンヌのグッズが沢山置かれている。
また続く
ジャンヌダルクの生家(ドンレミ)
拡大図