アトリエの近くに小さな小さな森がある。テニスコート3面くらいの広さである。小高い丘の西側斜面の森はいま樹木が葉を落とし初春の陽光が入ってきて気持ちがいい。樹齢はわからないがかなりあるのかもしれない。森といえば宮沢賢治の「虔十公園林」を思い出す。知的障害のあった虔十が唯一できた植林の仕事。親からもらった木の苗を大切に大切に育てそれがいつしか大きな森になり公園になって遺り多くの子供たちが愉しんだ、というお話。
公園といえば椅子がいっぱい用意してあって、季節のお花を愛で、じいちゃんもばあちゃんも人々が集い、コンサートがあったり、ゆったりとした時間を過ごす、そんな空間があるの外国だけって悲しいよね。もっともっとこんな公園欲しいよね。もっともっと人間のためにお金使って欲しいよね。
そういう自分は何が遺せるのか?・・・・。う~ん・・・・そう、虔十が遺した森を未来につなげるよう
憲法9条を残す一員でいたいなと思うこの頃である。