兄嫁、アトリエの仲間、ご近所、ソフト仲間、個展時の来客、旧友たちが次々と、人生を終え、この世から姿を消した。誠に寂しく、限りなく悲しい。それぞれ75歳から83歳までの10年の間に逝っている。人間の寿命の大きな節目なのかもしれない。人生の峠かもしれない。
わたしが死んだら、多くの人が「彼はとても無理をしたから」と言うだろうなー。そうかもしれないが、自分ではまったくそう思ってはいない。嫌なことはしませんから。逆にやりたいことがいっぱいあって、それを目一杯追っかけて、楽しんでいたのだと思う。一度の人生じゃ短か過ぎて、物足りないとさえ思っている。
わたしが死んだら、無理したから死んだなんて言わないでください。あいつは、好きなことを目一杯がんばって生きた、と褒めて下さいね。