なんとも愉快で素晴らしい日であったことか。
小生が新米教員として初めに赴任したところが、大田区立志茂田中学校である。新設して2年目の時である。
そこで剣道部を設立したのだが、当時部活で活動していた生徒たちのうち、N君が全日本剣道連盟の常任理事を務め、Sくんが東京都剣道連盟や大田区の剣道連盟の理事長を務め、T君も港区の剣道連盟に関係して活躍しているのである。もちろん3氏とも7段位。
3氏は、現在があるのはセンセのお陰とSくんが中心になって、いまの自分たちの姿を見て欲しい、と私を交えての稽古会を計画。初代部長のY君も加わり、きょう母校志茂田中学校の剣道場に20名近くが集まった。なんと55年ぶりの剣道稽古会の実現である。中学時代に始めた剣道を生涯続けている彼らと、2・30年後の部員たちが参加しての稽古会は、なんとも豪快で他に類のないくらいの快挙である。
心臓の手術後、初めての稽古であったが20数名との稽古はなんとも充実感のある手合わせであった。まさに夢のような日になって。S君の尽力に感謝した。稽古後の酒席もみな旧知の仲のように和やかに和気あいあいとし、剣道仲間ならではのうちとけた雰囲気に浸ってきた。こんな日が味わえるとは思ってもいなかったことである。
センセは至福の日を頂いたと心底から感謝しています。
Sくん、Tくん、Nくん、Yくん、そして参加してくれた後輩のみなさんありがとうございました。
これを機会に剣道の稽古再開したいと思う。