君がは世おは~と、孫娘が車の中で突然に歌いだした。ありゃ―と驚いたが、正確にしっとりと最後まで歌っていた。あー先日の小学校の卒業式で歌ったんだ、と思って、いまこんなに正確にきちんと丁寧に教えているんだと認識をしたのだが・・・・。なんと、こどもたち同士でいくカラオケで君が代を歌うんだそうである。しかも君が代を歌うと高得点が出るのだと教えてくれた。きみが世は、我が世と歌う君が代と、いまどき話題の教育勅語とは一体のもの。森友学園だけではない教育勅語を教えているところが他にもあるという。
主権在民、四民平等思想に危機を感じた支配層がつくりだした教育勅語。たくさんの徳目を並べ、親兄弟につくし、世につくし、いざというときには天皇のため、国のためにいのちを捧げよ詠う教育勅語と君が代。こんな時代錯誤の教育がなされ始めていることに驚きを感じている。ヒトラーのことも教えてもいいのだと。歴史はちっとも進まないのだろうが。
小学校1年生の時講堂で校長先生が教育勅語を読み上げる時、頭を下げることを命じられ、はじめて知った。みんなどうしてるかなと思ってキョロキョロ周囲を見渡していたことを思い出しました。70年前のことです。