きょうの金曜日教室は5人でした。そのうち4人の方が一人での生活を余儀なくされています。寂しさをぐっと耐え、その時その瞬間を送っているようです。テレビを観て一緒に笑っていた夕飯時、気がつけばいまはひとり・・・笑えもせず、一緒の生活をしていた時を思い出すとグッとくるという。電気の灯っていない寒い部屋に入るときの侘しさ・・・・早く寝てしまいます、と。伴侶を亡くしたばかりで、やっとアトリエに復帰し、みなから励まされる度に涙があふれて会話も途切れます。バカ話をして笑わせようとセンセははじゃぐのですがセンセも少し辛くなります。
寂しいからアトリエに来るのがたのしみです、とKさんが言っていたけど、絵画教室ラ・セーヌから、デイケア・ラセーヌの意味合いを濃くしようかと真剣に思い始めています。絵を描き合い、ひとの作品を見て感動したり、コーヒーを一緒にたのしみながら、語り合い、大いに笑って元気をもらいあえるそんなアトリエを目指したいと思います。
雪になるのか雨が降るのか予報でも判然としないお天気の中、え~いとばかり銀座へ。目指すは野見山暁二の蚤の市展、ナカジマアートに行って来た。手頃の値段だったら一つ・・・・と思って行ったのだが・・・やはり彼の作風はいいですね。抽象あり、具象あり、自由自在の線と色彩ががとても生きていてよかった。
中和ギャラリーと日動画廊にゆく。
日動では藤田嗣治展だったが観る気もせず帰ってきた。どうも彼の絵は好きになれない。
寒ーい一日でしたが雪も降らずよかったですねー