いい絵というか、魅力ある絵には必ず自由な線が入っているな、と思う。描く人の感情というか、こころの動きとか、感じる叫び、みたいな表現が必ずどこかに描かれていると思うのだ。形にこだわりすぎたり、モチーフの模倣だったりして、自由な感情の線が無い絵はうまく描かれていても、生きていないというか魅力を感じないしなにも伝わってこないのだ。気韻生動が最も大切なことがわかる。
もう一つは、いい絵には必ず上手さを否定した何か、”安っぽいきれいさ”を拒否するような何か、が含まれ描かれているように思う。料理でいう隠し味かな。上手さを消して、きれいさを消して、絵の土台をがっちり構築するような力強い「印」、それがタッチだったり、色だったりを絵の中においているように思うのだ。いまく言えないが・・・・・・どうだろう?
アトリエの小掃除を始めよう。
ピアノバーのあるモンマルトルの坂道
ポンデザールの向こうにグランパレが見える風景