はじめて生の第九を聴く。年末恒例になっている第九だが、いままでに聴く縁もなくいた。海老名絵画の仲間、ムッシュTが特等席に招待してくれた。Tさんは一級建築士だが合唱もやっておられ第九にも参加されていたという。
FMやCDで聴く音源とは違って、生の演奏は聴く耳に温かく、柔らかく、ふくよかで豊かな味わいがある。こころに染み入る演奏を味わった。ベートーベンに限らず作曲家たちの創造力の凄さ雄大さ無限さ、恐ろしいほどのその能力の豊かさに驚くばかりだ。
第四の時には海の波動や風を思い浮かべて聴き、第九では湧き出るエネルギーを感じながら聞いていた。
Tさんにいいプレゼントをしていただいた。海老名文化会館はほぼ満席の盛況ぶりだった。
指揮 乾 健太郎
管弦楽 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
演奏 交響曲第4番変ロ長調作品60
交響曲第9番二短調作品125「合唱」