こう雨が降ったりするとわが家に戻ってきてもなにかと忙しくなる。そのたびに外へ出て
瓶にふたをするのである。風呂から上がってパジャマに着替えても降りだせば傘をさし
て出ていく。夜中なんかだとこれまた難儀である。カミさんにはそのたびに怒られ、あき
れられ文句をいわれるのだ。たかがメダカのためにと。え?・・・あふれる水と一緒に
出てしまうんです。
冬には瓶の底に隠れてめったに姿をみせないが、温かく晴れた日には水面上に上が
ってきてスッ―スッ―と動き回っている。覗きに行くと餌をもらえると思ってか上を見て
待っているからなんか可愛い。こんな世話をしないカミさんにはこのかわいいおもいわ
からんだろからしかたないか。え?瓶?・・・・いま5つあり総勢30匹くらいいるかなー。
こんなメダカでも可愛いのだからワンちゃんミーちゃんを飼っている方たちはとんでも
なく可愛いのだろうな―。ちょくちょく通るワンちゃんはコナミちゃんというのだが、すがた
が見えないはずなのに匂いを嗅ぎつけ、飼い主をひきづるように引っ張ってぜーぜー
いいながらわたしのもとに駆け込んでくるのである。腹をだし、掌を噛み、またぐらに顔を
押し付けてくる。これまたなんともかわいいものです。え?なに犬??猟犬のようですが。