第一美術展、日洋展を新国立美術館で観る。
日洋展では旧友たちが声をかけてくれたりもどっておいでよと誘ってくれる。ありがたい
ことだ。日展の一件以来各公募団体では様々な様変わりをみせている。トークショウを
計画したり作家と観客との対話をもたせたりサービス精神旺盛だ。従来では各団体内
での役員が審査員になってさまざまな賞をつけたりしていたが今回は外部から評論家
などを審査員に招いて選考したり新しい風を取り入れる努力をしていた。日洋展では
最高賞の国領経郎賞と委員賞が外部審査員が推薦して決めたという。その結果国領
賞は会友の中から出たという。従来では考えられないことでまさに事件である。上の
写真の写実的な人物画が会友のTさんの作品。抽象的な花の絵が委員であるFさんの
作品でいずれも外部審査委員が選考したものである。
わたしのお気に入れは下の4点である。