「吾亦紅」は母をしのんで歌ったもの、「鮨屋」は父をしのんで歌ったものでいずれも
すぎもとまさとの作詞作曲。どちらも情感たっぷりでいい。アトリエのマダムAがCD
を持ってきてくれたものでひとり仕事の時よく聞いている。小生のおふくろは誰からも
好かれる明るいひとだった。晩年はぼけてしまって施設に入ったのだが会いに行って
も息子だとは分からない状態でとても残念に思った。車椅子に乗っけて付近の川べり
を歩いたがすこしつめたい春の風に吹かれて嬉しそうにしていたのだ最後だった。
おやじとはあまり口をきいたことはなかったし好きではなかったが、いつも帰省するの
を心待ちにしていたようで、今ならおやじをよく理解できるしとても会いたいと思う。嫌
っていたおやじとどうも同じようなことをやっている自分の人生のいまを思う。
きょう母の日