アトリエ近くの学童の登校風景を見に出かけた。7時40分には信号のない
十字路に交通指導員の方が立った。やおらランドセルを担いだ私服華やか
なりし学童らがお出ましだ。あっちからこっちから湧き出るように集まってくる。
どこが少子化だと言いたいくらいにこどもたちがいるもんである。新入生は
黄色いカバーをつけている。道路の真ん中まではみ出す子、道草をしてあっ
ちにふらふらこっちにふらふらとする子、それぞれ勝手なものである。
学校までは信号のない十字路をいくつかわたるがそこには交通指導員の方
があいさつしながら見守っていてくれる。結構車も多い。いまどき悪名をはせ
ている軽自動車が結構なスピードで行きかう。ガードレールのない車と人の
共有スペースにはかろうじて白線で境をつくる。これじゃ親がついても、交通
指導員が守っていても防ぎきれはしない。こどもらの隊列をいくらか注意でき
てもつっこうでくる車には歯が立ちはしない。危険この上ない状態である。
登校に要する時間は学校まで遠いところでもおおよそ30分だろうか。ガード
レールの設置してない通学路、歩道に段差のない道はこの間車の進入を禁
ずればいい。その上で交通指導員、協力員、警察、地域の父母、住民の協
力を得れば緊急の対策にはなるだろうか。こどもたちの不注意は当たり前と
してそれでもこどもたちのいのちを守らなければならないし、それが大人の
務めだろう。