上の2つの作品はAさんの人物画と花の絵はNさんのものである。どちらも
素人のものだがプロ顔負けの絵である。こんなに大らかに自由にのびのび
と、そして輝くような絵はプロにはできないものかもしれないな。上手く描こう
とせず、きれいに仕上げようとするのでもなく、ただ思ったように感じたように
なんのてらいもなく素直に表現しているところがなんとも心地よいではありま
せんか。大きなキャンバスに描いてみませんかとすすめたら、”絵を描くこと
で苦しむのは嫌です”なんて一蹴されてしまいましたが・・・・・
絵を描くことは5年、10年、20年という単位で成長がみられるのではないか
と思っているのだが・・・・描きつづけていってほしいと思う。アトリエを去って
行った方たちにもどこかで描きつづけていってくれることを願っている。描くこ
とを続けていけば必ずどこかでなにかが見えてきたり、わかったり、不思議
に思うくらいに描けたりするものである。
はじめは自分ひとりではなかなか描きつづけることは困難なことかもしれない。
描く仲間がいるからできることなんだと思う。そんな仲間をお互いに大切にし
あっていくアトリエにしたいと思う。