いまの若い人たちの作品展を観に行った。美大5大学の卒業作品発表会を
文化庁メディア芸術祭として国立美術館で開催したもの。パリのポンピドゥー
センターにいるような錯覚をうけた。日本の若者もなかなかやるわいなーと
感心した。中学生だったT君のお嬢さん出品のインスタレーション作品が堂
々と飾られていた。
表参道を歩きながら画廊を物色するも見当たらず徒労に終わった。馴染み
のない土地柄はよその国にいるようで落ち着かなかった。若者向けのジー
ンズ屋さん、帽子屋さん、バーゲンで売り尽くし70パーセントオフの店が
目に付いた程度で親近感を感じることがなかった。俺には向かない街だと
思った。
MMちゃんとEくんは大の仲良しで2人ともはじけるような喜びを発散させ
ていた。4月にはピッカピカの小学2年と1年生。どんどん大きくなっていく。
MMちゃんが書初めで金賞とったと親が大喜び。親はその上の賞がある
ことを知らないらしい。Eくんはランドセルにまったく興味を示さない。じー
がビールの空き箱で作ってやるというとそれでいいとうれしそうに言う。
どーも変わった家族たちのようである。
ロボットが描くアート