JAZZコンサートを聞きながらこの感動をどうしたら絵に表現することが
できるのだろう、と演奏を聞きながらずっと考えていた。このビート、激しさ、
躍動感、そして静けさと細部への心遣い、音の重なり、追いかけ、反復。
色にしたら何色だろう。ピアノの黒と白・ベースの赤。クラりネットの黒と銀
ドラムの黄。形は四角と三角・曲線と円。リズムのタッチは。ビートの激し
さは・・・・・アメリカに行って本場のJAZZを聞きたくなってきた。
アトリエではいつも音楽を聴きながら描いている。なぜか美空ひばりを聞
きながら描いているときにはみなさん情感が出ているのかいい調子である。
小生にしてからが事実そうである。「お祭りマンボ」の”テンツクテンツク”聞
きながら描いていると筆も走る。「黒の構成」ができたのもそのときだった。
先日の木炭をかじったAさんはマンハッタンJAZZを聞きながら描いていた
時あの白の傑作が生まれている。
音という形態の無いものを形に表わすことができるのか。聴覚からの刺激を
色に置き換えることができるのか。やさしさや激しさという感情を平面に表わ
すことができるものなのか。ずっと考えているのだが形に表すことができな
いでいる。でも何とかしてみたりと思う。
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