アトリエ展実行委員会を開く。Yさんが中心になって企画運営。みな立派な
仕事をやり終えた人たちの集まりだから話が早い。わたしの提案なんかみな
先読みされてニヤニヤ。たのんまっせいい絵画展にしてよ。92歳のNさんは
もう50号のヴェネチアを仕上げたからね。いま2つ目の50号に取り掛かって
いる。ムッシュKはハマ展に向け100号を製作中。だんだん出来てきた。これ
から一気に爆発させ仕上がるだろう。二人目のKさんは厚展用に馬の群像を
60号のSに。三人目のKは初めての20号挑戦すべくキャンバスを頼まれて
いる。この2ヶ月間はものすごいエネルギーがアトリエに充満するだろう。
みなさんが初歩的な段階から進んだ段階にはいってきて、そのうえでの制作
上の苦しみを感じはじめてきている。単なる写生の段階から自己の表現をどう
したらいいのかと模索しだしている。みなそれですごく悩みが深まってきて苦
しい時期を迎えるのである。その追求は生涯やむことはない。わたしの悩み
もみなさんには理解できないようで悩んでいるセンセに教わりたくないなんて
きのう言われてショックを受けたのだが・・・・。
いまわたしの興味は完全にいままでの方向から違う方に向かいだした。それが
いいのかどうか自信ないのだがとても興味が強くやりがいも感じどんどん量も
ふえている。新たに石ころで線をつけてみたがなかなか面白い。先日敬愛する
美術教師のTさんが来てこの方向で行けと叱咤してくれた。卒業生からは美容
院を開設するからセンセの絵をインテリアに使いたいと言うので見せらたところ
とても気に入ってくれたのだが。なんか面白くなって来ているこの頃である。