アトリエは細々と営業しているのだがときどき大繁盛する日がある。
Yさんは日にちを間違ってくるわ、Kさんは突然姿を現すわできょは8人の方が
描きに来た。めったにないのだがこんな日はこちらも気合が入るのだ。大勢の
方が集まるとそれぞれが刺激し合うのか朝からみなさんやる気まんまんである。
少人数だと静かだし落ち着いた雰囲気の中でこちらも丁寧に見ることが出来たり
するのだが、こんな日にはエネルギッシュにならないと立ち行かないからか注文
に応じてバンバン手を入れてしまったりする。なぜだか今日はみなさんいい絵を
描いていた。Tちゃんは赤いバックの中に赤いシクラメンを、Kさんはリュクサンブ
ール公園を、Iさんは50号用に黒いソフーのなかに黒い猫、Kさんはディフォルメ
された花瓶に持参した花を、Yさんは尾瀬沼を、Aさんは小品にカスミソウヲを、
美術の教師をしていたR先生は室内風景を抽象的に、Fさんはピエロをそれぞれ
成功させていた。
TOILETTに素敵な鏡がすえられた。ステンドの先生をしているAさんの作品である。
これからはこの個室が繁盛するだろうな。とてもいい作品ですごく気に入った。
うれしい。
夜剣道の稽古。
きょうも打ち据えられた。腰が痛い。腕が痛い。足が痛い。アキレス腱が痛い。
老人が筋肉の痛みを訴えるのなんてなんだかすごいなー。
(セーヌ・シテ島)
(カフェ ドゥ ノートルダム)
(ステンドの鏡)