昨日のことですが・・・・・渋谷へ映画を観に行こうと乗った千代田線。代々木上原から表参道に向かう電車の中。目の前の座席に座っていた若いマダムがすっと立ち、”どうぞ”と席をゆずられたのだ。あわててすぐ降りますので有難うございます、と鄭重にお礼を言って辞退した。お言葉に甘えて有難く席を受けても良かったのだが、次の次の次の下車だから遠慮したのです。下車するとき改めて、ありがとうございました、と礼を述べて降りましたが・・・・・。
映画を観終わって銀座線で銀座に向かうとき、またまたまた若いマダムに”どうぞ”と言ってさっと席を譲られたのである。立とうとするマダムの肩を軽く押さえて、大丈夫です、すぐ降りますからと、これまた辞退したのですが・・・・・・オレ!そんなに疲れた姿していたのですかねー・・・・まったくそんな姿を見せてはいないと思うのですが、他の方からはあわれなじい様に写るのでしょうかねえ。考えてしまいました。
これからは有難く座らせてもらう方がいいのでしょうかね。でもね、電車の立ちんぼはわたしにとってはトレーニングの場なんです。片足立ちになって踵をあげて腓腹筋を鍛えているのですから。すくっと立って姿勢を正して、背筋、腹筋を鍛え、脊柱を矯正しているのですからね。どこが疲れているように見えるのでしょうね。あーやだやだやだ。
きょうは一日中描いていた。まだ納得のいく構図、色彩が見れない。もっと新鮮なものが表われないか、その時がくるまで探すしかない。頭が空っぽになったあたりから新しいものが生まれてくるのだろう。剣道でも狙って打っている打ちはまだまだ。すべての力が抜けたあたりから、自然の一本の打ちが生まれるのだから。
絵画もスポーツもそこが進歩への極意だな。