アトリエの大イベントが終わって、なにかと気抜けしているわれを癒すのに飛び切りのプレゼントであった。
東急文化村6Fル ・シアターで「セザンヌと過ごした時間」を観た。どうしても早く観たいと思い、きょう11時開演を目指して渋谷に行った。チケットは手に入るかどうか心配だったが、10時ころに入っていたので十分余裕があった。小さな映画館だが200席はほぼ満席であった。
先の5月に行って見てきたばかりのセザンヌのアトリエ、エクス アン ヴロヴァンスとサント ビクトロワール山だから興味が尽きなかった。セザンヌと文豪エミール・ゾラ(居酒屋・ナナなど)との幼少のころからのつながりと、二人のその後の画家と小説家の生き様と葛藤をえがいたストーリーであった。
予告では、ロダンとカミーユ、も上映するらしい。これはきょうのセザンヌ以上に見逃せない映画である。観に行こう。カミーユの晩年住んでいたパリ・サンルイ島にあるアパルトマンに入ったことがある。おそるおそるなかなに入ってうろうろしていたら、守衛さんに見つかって・・・・中に入れてもらったことがある。一層興味がある。観てみたい。
銀座、中和ギャラリーで杉本裕子展を興味を持っていったのだが・・・気抜けした。なにも伝わってこない安易な抽象作品になっていた。いつもの軽やかな洒脱な、これが現代を切り取った抽象作品だという心意気が無く軽さだけが目についた。残念である。エネルギーが無くなっているのだろうか。1年ではそんなに発表出来る質の高まりは望めないのだから難しいのだろうが。またエネルギーを蓄えて胸を打つ作品に会いたい。
ITO-YAで買い物。いきなりステーキでサーロインステーキ250g。とらやでハットを調達。疲れて帰る。