ガキの頃からずっと一緒だったTは、郷里の地に眠っている。小高い山からは一緒に泳いだ静波海岸が望める所に墓地がある。都合で住まいの近くに墓替えすることになった。きょうその候補地を見に行った。
気温35度と言う猛暑の中、見に行った。自分の墓地など全く興味なかったが、彼がくれたチャンスとばかり気に入ったら隣りに決めてしまおうと思って行った。
死んだ人たちばかりが集まっている墓地。そこに入るのなんか嫌だなー。車の中でカミさんにそう言ったら、わたしもそう思ったと。あーびっくりしたなー。すべてことごとく趣味も性格も嗜好も違うのに、墓のことで一致するなんてね。でもかみさんと死後に一致できるなんていいねー。たのしみだし、うれしかったなー。
ということでTのいる所に行くのは少し見合わせることになりそうだ。ゆるせよT。
幼少の 友の墓替え 御殿山
隣の空き地 気になるわれ