先日の暑気払いでのこと。マダムNがフインランドに旅行したそのお話を伺った。娘さんとの2人旅。ヘルシンキの町並の美しいさ、マダムたちの人形のような美しさ、タンクトップ姿に見とれたこと、こどもたちの落ち着いた振る舞いと、どこに行ってもこどもたちが安心して遊べ、活動できるような社会的なシステムが完備され、地域の共同体でこどもたちを育て、保護しあっているというお話に感動してうかがった。
ムッシュ達の子育てへの参加や分担、マダムたちの社会参加や就業率の高さ、などなど。みなさんからの質問もあったりして、なかなかハイレベルな暑気払い風景でした。核シェルターが家庭ごとに完備されていると言うが本当か、など、現実的で興味のある意見を聴くことが出来ました。
先の新聞にフインランドの教育の質の高さ、ユニークさ、学力の高さに世界各国からの視察がふえているという。日本からもフインランドの教育を知ろうとでかけているそうである。
こどもたちが思い思いの席で、ソファーとか、ばらばらにおいてあるそれぞれの椅子とか、まったく自由な場所でうけている授業風景の写真を見て羨ましく思いました。日本では夏休みを16日間に短縮するという試みがなされているが、フインランドでは夏休みはなんと2か月間。それでも世界一の学力を誇っているというのだから、こどもたちを大切にする観点やシステムの違いに驚きと同時に羨ましさを感じましたね。
フインランドでは日本のような陰湿ないじめとか、小学校からの受験競争でこどもたちの関係がばらばらにされ、学級崩壊や、家庭までもが破壊されてきていることを思うと、これじゃだめだなと切なくなりますね。