いま話題の吉田町。正式名は、静岡県牧之原市吉田町かな?先日の新聞報道で、きょうまたネットで吉田町立の小・中学校が夏休みを短縮して10日間にするとか、16連休にするとかのニュースである。実は甥の長男が吉田町の小学校で先生をしているから特に関心を持っていた。先生方が生徒たちの問題行動の増加や家庭を含めた対応や指導の困難さなどによる超過勤務などで、過労死寸前の状態とか。、平日の授業を減らしてその分夏休みを少なくして授業に充てるのだという。
夏休みといっても、いまの教師はかなりの日数、やれ研修だの、部活動や公式戦の引率だの、日直勤務だの
拘束されることが多い。それでも長期休暇は教師にとっても実に貴重な自己啓発と研修の場である。その効用はいうまでもないが。
疑問に思うのは、どうして単独に吉田町だけが改革に走ったのかである。他の町とのシステムの違いから不都合が起きないのか、こども同士の交流や部活など対外試合の日程などにも支障が起きてくるのではないかなど少し疑問である。なによりも父母や生徒たちを納得させるだけの論拠がまだ見えてこないところにも不安が残る。
先生の定数をもっと増やして、勤務時間内に仕事が済ませるように、少しの余裕を持てるようになればかなりの解決がなされるのではないだろうか。夏休みを削っても、教師を増やさず、管理を進める研修やノルマが加算されるのであれば先生も、こどもたちにとっても失うものが大きいと思うのだがどうだろう。