パリのど真ん中を流れているセーヌの橋の中でマリー橋が一番きれいだとわたしはひそかに思っている。ポン・デ・ザール(芸術橋・パリの右岸と左岸をつないでいる橋だが、渡ればそのままルーブル美術館に入っていける)、は車も通らないし鉄骨と木でつくられていて、景観はいいし、ゆったり感がまたなんとも言えず特別な趣があるが・・・・・
マリー橋は橋げたが長くその姿が美しいと思う。シテ島を渡って、サンルイ島に入って、右岸のマレー地区とを結んでいる橋である。左手の建物群は14~6世紀ころのものでいまでも多くの人が住んでいる風格あふれる館で、パリの一等地である。
現場でスケッチしている時にはどうしても絵にならなかったが、いまではスケッチブックをながめながら自由に描ける気がしている。きのうから何枚描いているのだろう。あきもせずあれこれと試している。マリー橋をなんとかものにしたいと思う。
マリー橋