夏目漱石没後100年目にあたる今年だというのに、読み始めた全集はまだ八巻目で遅々として進んでいない。全18巻あるからまだ先ははるかに遠い。だが、たとえ一章ごとでも文字数が決められてい、区切りがつきやすいので続けて読みやすい。読んでいてためになるのは言葉使いと、表現の豊かさに一番惹かれて読んでいる。この分で行くといつ読み終わるのか計算できないが、読み残しはまたあちらで、というわけにはいかないからせいぜい続けて読んでいきたいと思う。59歳で世を去ったか。
100年というとめっそうもなく長い年数に思っていたが、100年なんて結構短く感じますねえ。明治から100年、両親たちも生誕100年になるかな。アトリエの松っあんも間もなく100歳だ。エッフェル塔もパリ万博だから100年になるかな。だとするとピカソのゲルニカもそうなるのかな。考えてみれば世界の100年の中味は戦争で明け暮れたんだろうが、日本は70年も、いや100年近くも戦争をしていない国でいれたんだなあ。こりゃ本当に凄いことですね。