狭いアトリエは7人もの生徒さんたちでいっぱいだ。具象の人、半具象の人、抽象の人みなさんそれぞれである。みなさん勝手に思い思いに描いている。そんなフリーなスタイルが定着している。
マダムKが古キャンをつぶしていた。お城を描いたキャンバスをカーマインで塗りつぶしている。しばらくして行ってみるとなんと、3月10日を思い出させるようなつよい印象をうけた。このまま手を付けずにとっておくように告げた。Kさんは?????の様子でした。
マダムKの作品
3月10日東京大空襲を思わせる
10時のコーヒータイム。引き立てのコーヒーのおともはMくんに頂いた山形産のさくらんぼ”紅秀峰”。お一人5つですよーとセンセ。みなさん真剣に味わいながらいただきました。紅秀峰の名前が覚えられないKさんは、”紅ショウガ”って覚えておこうと言ってみんなを笑わせた。
大橋巨泉がなくなっていた。テレビでの仕事よりかも、彼の絵画への造詣の深さ、専門的な古典絵画の解説には敬服していた。何冊か読んだがやはり優れた人はなにやっても一流である。男は80歳を超えるとすぐ死んでしまうのか。ばたばたとわたしの身近でも起こっている人の死。死なんて30年後かなあと思っていたが案外早いかもな。
でも、そんなことを忘れさせるような今日のアトリエの活気でした。