ちょっと待ってくれよ、ことしも半分が過ぎてしまうのか・・・・! 時の過ぎゆくのちと速すぎないか~とがっくりくるねー。”人生わずか50年”といった時代の時の流れはどう感じたのだろうが。ゆるやかな時の流れの中で苦楽も含めてじっくり身に沁み込ませるほど味わいながら過ごしていたのだろうか。あわただしく猛スピードで移り変わる現代とでは、時の流れの感じがまるっきり違うのだろうな。少々寿命が伸びたってこの慌ただしさじゃどうってことない、人生楽しめないものな。江戸時代を過ごした人びとは、なんかもっと人生味わっていたように思うのだがね。どうだろう。
96歳のNさん、きょうもアトリエに来て2時間あまり真剣に描いて行った。熊のぬいぐるみテディベアをみつめながら。娘さんのKさんが付いているのだが、そのKさんがあれやこれやと世話を焼くのだが、一向に知らん顔をして黙々と描いているのである。もう描きながら眠りこけてもいいのに鋭い目つきをして描いているのである。好きで始めたことだろうが、いまもって絵を描きつづけることができるなんてなんともすごいことだと思う。
これからもバンバン描かせてあげたいと思う。転ぶなよ、Nさん!!