同病相哀れんだ仲間と院内で再会した。土曜の待合は受診者であふれている。空いて
いる椅子を見つけて座ると、お隣には同室していたお二人が並んでいた。なんとお懐かし
いこと。お互い不安に沈んでいた時になにかと話し合ったり、リハビリ室で再起を期して
それとなくがんばりあっていた人たちだから懐かしい。
同じ齢のTさんは、ユルブリンナーヘッドのはずだったがきょうはおめかししてか、ふさふ
さしたブロンドの髪がのっていた。そのなんともかわゆいこと、お似合いだった。もうお酒
も飲んでるよ、と剛毅なところを見せていた。でも飲めなくなったねーと呟いておられた。
まだ40代だろうMさんは、この間社会復帰しておらず、自宅療養と近くの公園の散歩程
度で慎重に行動しているという。Mさんは機械弁を埋め込んだのだが、眠るときその金属
音のする音が気になって困ると言っていた。音楽だと思って楽しめませんか、と言ったら、
あ、そーか!なんて応えてくれていた。
みなさんそれぞれ不安な中でも少しずつ心身が癒えてきて、こうして笑顔で語れるように
なってほんとにうれしそうに話していた。
?、わたし・・・・?薬の影響か肝臓の数値がなんとかで、アルコールはまだお預けです、と。
でも心臓は思いのほかいいようでやれやれです。