落第の親子離れて帰りゆく
養生の窓に風鈴吊られおり
宿題の子をはやすかに蝉しぐれ
冬ぬくし縄文土器の焦げのあと
一舟
句集「青岬」が送られてきた。句者のKさんとは現役のころ青年センセ時代ともに教育
活動でご一緒した仲である。お互いの転勤後ほとんど交流をなくしていたが昨日句集
が送られてきた。肺がんを患い4年間の闘病を抜け出しこの句集を出版されたとのこ
と。このような活動をしているとは全く知らなかったがさすがただものではないKである。
上記は印象に残ったものの一部である。
一舟のこころ温もる雪の夜
大寒にたたかいぬけて青岬
メジロ鳴き届けとばかり一舟句
飲み交わす君と会うのを待つ春日
(駄作)