アトリエでも佐世保の事件にはみなさんこころを痛めています。どうしてこんな凄惨な
事件が起きるのか社会的な背景はあるのか、単なる精神異常者の特殊な事件なの
か、未然に防げる条件もあったようだが・・・・・センセ、どうお思いですかと聞かれ・・・
教師人生しか知らない立場から考えていることをお話をしたのだが・・・・それにしても
いまの先生方のゆとりのなさ、世界一と言っていいほどの仕事の多忙さ、それもこど
もたちに直接かかわる仕事ではなくパソコンを通して教育委員会への大量の報告書
作りとか研修が義務づけられたり、始業前の部活の監督とか休日にも引率をさせら
れたり学校を出るのは毎日午後10時近くまで仕事しないと自宅へ帰れないという。
先生方はとても疲れています。イライラして子ど身たちへの優しさが失せています。
細やかな配慮ができなくなっているのではないでしょうか。
先生に余裕がないなかでどれほどの豊かな教育ができるというのだろう。こどもたち
がほんとにかけがえのない存在で、主権者として大切にされなければというならまづ
こどもたちに直接かかわる学校や家庭や教師や地域の教育条件をよくしなければな
らないのに現実はそこが一番荒らされているのではないか。
それをそうさせているのは意図的な国策なのではないのか。こどもたち一人ひとりが
大切にされ豊に感性をみがかれ、友を大切にしこころとからだをきたえ、基本的な学問
を身につけ、正しい判断力を養い、科学的なものの見方や考え方を身につけたら・・・・
困る人間たちがいるのだ。それを一番恐れている立場の者たちが意図してそんな矛盾
だらけの仕組みを維持するために、無批判な無気力な従順な支配しやすくするための
人間に改造したいのだろう。そうであるならいまの社会のさまざまな疑問点が解けてくる。
ながながとすいません・
みなさんとこんなことを話していました。