カリンの花が咲く
富岡製糸工場跡が世界遺産に登録されるとか。なにが世界遺産として認められる
のだろうね。フランスから輸入して機械を改良発展させて一つの繭から1500メー
トルもの糸がとれるとか。近代日本の礎になったという製糸工場である。。
このニュースを聞いて真っ先におふくろさんのことを思い出した。おふくろは最低学
歴の尋常小学校を出てすぐ奉公に出されたという。いまでいう静岡県磐田市にあ
る多米田甚四朗(二代目らしい)という人の家だといっていた。そこで生糸の女工
としてはたらいていたようだ。かなり腕がよかったのか数々の賞状を頂いていたよ
うでときどき懐かしんで見せてもらったことがある。二代目多米田氏はかなり人望
があったのかおふくろが惚れていたのかたくさんの掛け軸をいただいていた。いま
も実家の床の間にかけられている。そんなことを思い出した。
製糸工場と云えばなんといってもかの小説「女工哀史」を思い起こさせるねえ。過
酷な労働でか弱い乙女たちがからだを悪くし高熱で寝ていても引きずり起こされ
強制労働させられ命を落とされたり、辛い生活に寮の高い塀から飛び降り、自殺
に追い込まれていった話とか思い出す。
どんな形で遺産として残されるのだろう。すこし興味がある。
よる剣道の稽古。
あすから新しい自分が始まる。