いつものようにスケッチブックを抱えノートルダムの方へ歩いていた。セーヌ
のポンヌフ(パリで一番古い橋)のたもとにあるシタディンヌというホテルの前
に来たときホテルのロビーで人だかりがしているので中に入ってみた。外国人
の旅行者たちがテレビの前にたかって画面を見つめていた。見ると・・・・な~だ
アックション映画を観てるのかとすぐに立ち去った。一仕事を終えて家に戻ると
き同ホテルでまだ人だかりが・・・・おかしいと感じテレビを見つめているとニュー
ヨークの貿易ビルが崩れ落ちる場面を繰り返し流れていはじめてテロだと知った。
脚の立ちすくむ思いで急いで家に戻ってテレビを見た。パリに行ったのが2000
年の春だったがその年の出来事だった。それ以来路上のごみ箱が撤去され駅
のロッカーが施錠され使用できなくなって不便になったときのことを思い出した。
あれからもう13年も過ぎたのか~怖かったなー。
チチチチと 外は虫の音 秋の夜は 駄作