FMから流れる安否情報を聞きながらも手だけは機械的になぜか動
いている。それでもやっと音楽が流れるようになってきた。被災された
方たちからもこんな時だからこそ音楽を聴きたいとのメールがあるの
だそうだ。民放ではこれまた世界のミュージシャンたちが被災者支援
コンサートを行なったりさまざまな救援活動をしたり、自作の哀悼の演
奏を聞かせている。こころのこもった演奏を聴くときジーンと胸を打ち
涙が流れる。ミュージシャンたちはすばらしい。この切なさをこの悲惨
さを、悼む気持ちをオレは作品に表わすことはできないがいつか忘れ
ないでかたちにしてみたい。こころをかけて。
たくさんの子ども達がどこかに連れ去られ消えていってしまった。
まだ美味しいお菓子やアイスクリームもいっぱい食べたかったろうに、
欲しいおもちゃも買って遊びたかったろうに、学校にランドセル背負っ
て行くのを楽しみにしてる子もいただろうに・・・・かわいい命がたくさん
なくなってしまった。可哀想で可哀想でしょうがない。
年老いても人生やりたいことっていっぱいあるものだ。子どもたちの
様子も見たいし将来も見ていたいだろう。孫たちともたくさん会いたか
っただろうし小ずかいもくれてやりたかっただろう。そんな家族をおいて
人生を絶たれた人もたくさんいた。たくさんのかけがえのないいのちと
人生が絶たれた。無念で仕方ないだろうなー。やりきれなさでいっぱいだ。
せめて節電に努めようとパソコンを閉じていたのだが、敬愛するFさんから
昨日電話をいただいた。こんな時だからこそ発信しなくてはならないのだと。
ありがたく忠告に添うつもりである。みなさんこんごともよろしくお付き合い
下さい。