巷は3連休である。紅葉を見に出かけた人、一日延期された運動会を愉し
んだ人、庭に秋の草花を植えた人、スポーツに興じた人、ツーリングに出
かけた人、釣りを愉しんだ人、わたしはアトリエにこもっていた。うまくいっ
たのかどうなのか半信半疑ですっきりとしないがよくやった3日間。
ときどきアトリエに小さい子が描きに来る。お習字をやりたいだの、自由に
お絵かきしたいだの、ボール投げしたいだの、映画館を作るだのといって
パイプ椅子を全部並べたり、自転車で散歩したいだの、吉野家でご飯食
べさせてといってみたり、注文の多いチビすけである。
例のバイクの件で少年たちとその母親が挨拶に来てくれた。神妙に反省
文を書いて言葉で謝りもしてくれた。なんと3人の少年たちは留置所に10
日間も入っていたという。未成年でもそんな処置をするようになったとは
知らなかった。少年法が変わったのだろう。押さえ込むやり方に疑問を持
った。ますます自暴自棄に陥らないのか心配である。
中3の2人は進学するのか就職するのか未だ進路を決めていないという。