パリの真ん中を流れているセーヌ河の河口はノルマンディー。その河口近くに
ある漁港がオンフルール。絵描きさんたちが好んで作品にする港町だがここに
形の変わった船がたくさん繋留されている。漁船を中央で真っ二つにしてその
船首だけの船である。魚介を網で摂るのに都合のいいような改良したのだろう。
それを見た連れが”後の半分の船はどこにあるのかねえ”なんて・・・・一同唖然。
おもしろいですねこの方。
オンフルールのホテルはシュバル(馬の意)・ブラン(白)白馬と言うことになる。
朝早く目覚めると東の空が明るく日の出の雰囲気である。どこに行っても日の出
と夕陽を描くのだがさっそく絵具を出し待ち構えた。明けの明星を見ながら・・・・
日の上がるまでの変化を描いた。夢中になる瞬間である。旅をしていて一番たの
しい時間である。
二科展をみる。
元同僚のAさん初出品初入選したからと案内状を送ってくれた。彼女は昨年の
12月から始めたと言うからまだ1年たっていなのにこの快挙。いい作品で好感
がもてた。たいしたものである。工藤静香が特選を取っていた。日展とはかなり
傾向が違うが個性的なものがよかったと思う。