恥かしい話だがわが家の事はさっぱりわからない。印鑑がどこにあって
カードはどこにしまってあるのか、靴下も下着もどれを使ったらいいのか
さっぱりわからないでいる。地域の仕事も一切お任せである。
それでも年に一度の仕事があるのだ。それは年末のときがわたしの出番で、
障子の張替えと、ガラス拭き、そして網戸の水洗いである。あと粗大ごみの
リサイクルセンターへの運搬。これが済めばもう用なしで家にいると邪魔に
なるらしい。昨夜の飲み疲れと寝不足をものともせずせっせと仕事をやり終
えた。やれやれである。
アトリエに行く元気もなく箱根の温泉でもいくかなとも考えたが、いつかKさん
に連れて行ってもらった近くの「夢処ここち湯」を思いつきそこにいってきた。
こんなにのんびり過ごすことなんて珍しいことで変な一日であった。