100日間
君はどこにも遊びにも行かず
仕事だって一日も休まず
よくそんなに働けたもんだねェ・・・・
剣道の稽古もしなかったもんなぁ
お絵描きってそんなに面白いかねぇ
どうしてそんなに夢中になれるんだい
アトリエの連中も最近いいのを描くようになったから
それに負けないよう侮られないよう
それでがんばったのかい
そうだろう、きっと・・・・
それとも
絵を売ってそれで稼ごうとしたのかい
どうしてそんなにたくさん描くのかい・・・・
陳列できる作品って20点位なのに
なぜ80点も描いたりするんだい・・・・
不安なんだろう描いてないと・・・・
昔っからそうだったな質より量で勝負しようとしてたもんな
数打ちゃなんとかってやつか
それにしてもたくさんの人が来たナー
受付の人驚いてたもんナー
小田急でこんなの初めてだって言ってた
入った人1000人以上だって
手紙もらったんだって・・・・
「 いま世界はどこもかしこも
金色に輝く亜麻の気配に
満ちている
その中に漬かる感覚の
この上ない喜びのとき 」
木々や家屋の黒っぽい帯状のものが
淡い花柄のワンピースのウエストに程よく置かれた
細くて濃いひと色のベルトのようです
それはまた、いまの”この時”に巡り合えた旅を
密やかに喜んでいるかのようでした。しっとりと風情を伝えてきます。
この人詩人だねぇ
うれしいだろうこんなお手紙もらってさ
厳しい批判なんて聞きたくないだろうさ
でもいい気になるなよ
本気になってほんとのこと言ってくれる奴いないからよ
でもひとまずご苦労さん
ま、ゆっくり休め
そのうち機会みてじっくりと感想言ってやるからよ
じゃあな
(亜麻・ノルマンディ F30)
(亜麻・ノルマンディ F10)