海老名の剣道稽古にいったのだが自分のいい加減さ、弱さ、情けなさが全部現
れていた感じで参った。ほとんどの方がわたしより若いのだが七段で格上ばかり
みな強い。打とうとすると打たれ、構えているとバシッとやられる。なにをやっても
通じない嫌になる。まぐれにあったりはするけど打った感じがしない。芯を打って
いないのだろう。こころを全部読まれていた。格段の違いである。
絵画の世界もそうなのだろう。なんとか出来上がったりするのだが芯が通った
しっかりしたものにはならない。それも人間的な弱さ、いい加減さの表れなの
だろう。
真面目に生きて、厳しさにも耐えて、筋の通った、芯の入った仕事をしたいも
のだ。今日はどうしちゃったんだろうこんなに落ち込んだり悩んだりしちゃって。
変な日。
同じ構図のデッサンを何枚描けば気が済むのだろう。シテ島も、セーヌも、赤
い薔薇もたくさん描いたものだ。それでも気が済むものになっていない。