(サンジェルマン通り・メトロ オデオン付近)
10日間で13冊のスケッチブックを見返した。こんなにも描く材料があるのかと
驚く。パリはもとよりきょうはイタリアはトスカーナ・コルトーナ・ベネチアまで行
ってきた感じである。何気ないラフなスッケッチでも貴重な材料である。同じと
ころでも季節が違えば色も変わり見えた風景が見えなくなったり逆に隠れて
いたものが姿を現したり、描く時間が異なれば色彩も異なり、描く位置が10m
移動すれば建物の見える角度も全然違ってくる。それにこちらの精神状態も多
少関係してくるから同じところでも何回も何回も繰り返し描いているのがわかる。
5年間のパリ滞在は貴重は体験であったし実に良く描いたと感心する。
ラジオしかないアトリエでは描くしかない。
アトリエの一日は実に短い
Kさんがアトリエに立ち寄ってくれた。
E君も遊びに来た。いい気分転換になる。
デッサンして一日が終わる人生かな。
(ブキニストとノートルダム)
’ポンピドゥセンターよりエッフェル塔をみる)